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サービス紹介動画とは?【事例26選】作り方やコツを徹底解説

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昨今では、自社のサービスを紹介するために、動画を活用する企業が増えつつあります。「自社でもやってみたい」と思いながらも「社内にノウハウがなく活用方法がわからない」「何から始めればよいかわからない」「そもそも作り方がわからない」と悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。

本稿では、サービス紹介動画の定義や企画・映像制作の方法やコツ、制作事例などについて紹介します。読んでいただくことで、サービス紹介動画制作のイメージが湧いてくるでしょう。

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目次

サービス紹介動画の概要

サービス紹介動画
まず、サービス紹介動画の概要を紹介します。サービス紹介動画の特徴を深く理解することで、動画のイメージや活用方法が見えてくるでしょう。

サービス紹介動画とは?

「サービス紹介動画」とは「サービスの紹介を目的に制作された動画」のことです。サービスは無形であり、目にすることや、触れることができません。そのため、目に見える商品と比べると、サービスの価値やメリットを理解することは難しいでしょう。

しかし、自社で行っているサービスを動画で紹介すると、視覚や聴覚に対して多方向から訴求できるため、文字や画像だけの情報よりも理解しやすくなります。

サービス紹介動画の特徴

サービス紹介動画には、以下のような特徴があります。

  • 無形のサービスの内容やメリット(効果)を動画で表現する
  • 具体的な利用シーンを見せる
  • サービスのブランドイメージを伝える
  • 多くの情報を提供する

動画は短時間で多くの情報を視聴者に提供できます。サービスの紹介に動画を使うことで、サービスの特徴やメリットを視聴者に訴えかけやすく、それが需要の喚起につながるでしょう。また、アニメーションなどの動きを付けられるため、テキストで伝えるよりも視聴者は理解しやすく、購入や導入に対するハードルを下げられます。

サービス紹介動画の種類

サービス紹介動画は、BtoBやBtoCの分野で使われています。BtoBのサービスを紹介する動画の特徴は、動画内に多くの情報が詰まっていることです。企業がビジネスで活用するサービスは専門性が高いため、紹介や訴求には多くの情報が必要です。グラフ・アニメーションなどを使い、利用シーンや競合との比較データなどの情報を短時間で提供し、購買を促す動画構成になっています。

一方、BtoCのサービス紹介動画は、情報を詰め込むことよりもイメージを重視する傾向があります。サービスのターゲットからの共感を得て興味を持たせたり、「使ってみたい」と思わせたりすることが主な目的です。

企業がサービス紹介動画を制作するメリットとは?

サービス紹介動画
昨今のビジネスにおいて、サービス紹介動画を制作する企業がなぜ増えているのでしょうか。以下では、動画を制作することで得られるメリットを見てみましょう。

多くの情報を提供できる

米国のForrester Research社のJames L. McQuivey博士によると、動画の情報量は非常に多く、1分間の動画から得られる情報量は文字に換算すると180万語にも及ぶそうです。

引用元:Forrester Research社|Is 1 Minute of Video Really Worth 1.8 Million Words?

この発表は多くの企業が動画制作に取り組むきっかけとなりました。先述した通り、サービスには形がないため、その紹介には多くの文字や言葉、そして時間が必要でしょう。しかし、動画を活用すれば、簡単にサービスの特徴やイメージを伝えることが可能です。短時間で情報収集・提供ができるというメリットがあるため、動画は営業活動にも活用されています。

ユーザーへのナーチャリング(教育)効果を期待できる

「ナーチャリング」は、現代のマーケティングにおける重要なキーワードの一つです。ナーチャリングとは、ユーザーとの継続的な関係を構築し、顧客やリピーターへと育てていくことです。動画は問題意識を共有しやすく、ポイントを押さえて視聴者に伝えられます。また、具体的な利用シーンや使い方についての情報提供も可能です。

このような内容を含む動画を制作し、継続的に発信することで、顧客のサービスへの興味・関心を高め、購買につながりやすくなるでしょう。

多様なシーンで利用できる

動画が普及し、制作や公開のためのツールも増えたことで、インターネットを始めとした、多くの媒体で動画を視聴できるようになりました。サービス紹介動画は、以下のような利用シーンで活用されています。

  • Web(企業サイトなど)
  • 展示会での映像
  • 営業用の映像資料
  • テレビCM
  • SNS

動画はアナログの情報と比べて編集や複製が容易であるため、制作した動画を用途に応じて編集し利用することもできます。上手に使えば、営業や宣伝の費用を抑えながら顧客を獲得できるでしょう。

以下では、商品・サービス動画の基本についてまとめた資料をご用意しております。項目を入力すれば無料でダウンロードできますので、気になる人はご確認ください。

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サービス紹介動画の作り方:6つのポイント

サービス紹介動画
視聴者に伝わるサービス紹介動画の制作には、作り方のコツを理解する必要があります。動画制作のステップ別に6つのポイントにまとめたので、参考にしてください。

作り方1:動画の目的・ペルソナを設定する

動画の企画段階では、動画の目的やペルソナの設定をしっかり行いましょう。

動画の目的は、できる限り絞り込むことが大切です。目的が多いと動画の内容が増え、伝えたいポイントもぼやけてしまいます。

ペルソナはキャスティングや演出にも影響するため、データをもとにしっかり設定しましょう。サービスの種類や動画の目的によっては、ターゲット別に複数の動画を企画・制作する方法もあります(性別・年代別、初級者/上級者向けなど)。

ペルソナの設定方法としては、ユーザーの属性を決めて架空の人物を作り出してみましょう。例えば、誰かにプレゼントを渡す際に相手が恋人や家族、職場の人なのかによって渡すものが異なるはずです。しかし、こういった場合にペルソナを設定していなければ、どの訴求がユーザーに伝わりやすいかなどを考慮しにくくなるでしょう。ユーザーファーストのサービス紹介動画を制作するためにも、ペルソナの設定は必要不可欠だといえます。

ペルソナは、下記のように項目別に設定していきます。

  • 名前:山田 太郎
  • 年齢、性別:42歳、男性
  • 職業、役職:従業員数約100人のIT企業に勤務、課長
  • 家族構成:妻、子ども1人
  • 趣味:ゴルフ
  • 悩みごと:自社で扱っているツールに対する認知度が低いため、認知度拡大できないか模索している。たまたまネット記事を見ていたときに、他社がツールの紹介動画を制作していることを知り、自社でも検討できないか悩んでいる。

作り方2:掲載する媒体を選定する

動画の目的・ペルソナを設定したら、掲載する媒体を選定しましょう。なお、掲載する媒体によって、ユーザーの属性が異なるため注意が必要です。例えば、YouTubeは全世代で利用率が高いため、ジャンルを問わずに幅広いアプローチが可能です。一方で、TikTokは10代の利用率が高いので、若者向けに訴求したいのであれば最適だといえます。

以下では、動画配信に適した6大SNSに加えて、最適な長さや成果につながる制作方法を解説しています。気になる人はぜひご一読ください。

動画配信に適した6大SNSとは? 最適な長さと成果につながる制作方法

作り方3:サービスの魅力を洗い出す

ユーザーの課題に対して、サービスの魅力で解決できることをアピールできれば、購買意欲を高められるでしょう。

あくまでも一例ですが「このツールを導入すれば業務効率化が実現する」「本サービスを利用すればコスト削減に大きく寄与する」といった内容が挙げられます。一度サービス紹介動画を制作する前に、自社のサービスにどのような魅力があるのかを洗い出しましょう。

作り方4:伝えたいメッセージを明確にする

サービスが魅力的であるほど、伝えたいメッセージは多くなるでしょう。しかし、伝えたいメッセージが多くなると、動画の尺も自然と長くなってしまいます。動画の尺が長すぎると、何を訴求したいのか不明瞭で低品質な動画になってしまう可能性が高いです。そのため、伝えたいメッセージはあらかじめ明確にしておきましょう。

作り方5:目的やペルソナに沿ったシナリオ・演出を考える

サービス紹介動画のシナリオや演出は、一度決めると後で変更することができません。6W1Hなどのフレームワークを利用して、目的・ターゲットに合ったシナリオや、視聴者への伝え方を具体的に考えることが大切です。

【参考:6W1H】

  • When:いつ
  • Where:どこで
  • Who:誰が
  • Whom:誰に、誰と
  • What:何を
  • Why:なぜ
  • How:どのように

シナリオや演出を考案する際は、「絵コンテ」を作るとイメージを共有しやすくなります。そして実写だけでなくアニメーションやCGなど、さまざまな演出方法を検討することが大切です。技術的な問題を意識しすぎると、アイデアが広がらなくなるため注意しましょう。

作り方6:誰にでも理解してもらいやすい撮影・編集を心がける

誰にでも理解してもらいやすい撮影・編集を心がけることも大切です。特に撮影時は、雑音や明るさに注意しましょう。編集によって多少はカバーできますが、編集作業の負担が増え、動画の質も落ちてしまいます。最初から質の高い映像になるように意識して撮影に臨みましょう。

強調したい部分は、ナレーションやテロップを使うと効果的です。これは音が聞こえにくい場合にも使えるテクニックで、音量を調整するよりも自然に仕上がります。また、自社のサービスの魅力をコンパクトに伝えられているか、目的やペルソナに沿ったシナリオ・演出になっているかなども併せて確認しておきましょう。

以下では、動画制作の基本についてまとめています。制作の流れや価格相場なども記載しておりますので、気になる人は必要情報を入力したうえでダウンロードしてみてください。

【種類別】サービス紹介動画事例(PROOX制作動画)

サービス紹介動画はサービスの認知向上に役立つため、活用を検討することがおすすめです。弊社の制作事例の中から、参考になる事例を紹介します。

【BtoB】サービス紹介動画の事例

事例1:ラクスル株式会社様

企業のIT業務を支援するサービス「ジョーシス」の紹介動画です。「業務用システムは難しい」という印象がありますが、アニメーションを使うことで興味を喚起しています。企業における定型IT業務を紹介して共感や興味を引き出し、サービスによって自動化できる業務やメリットを紹介するという流れになっています。

事例2:株式会社オリコム様

リアルとデジタルのプロモーションにおけるソリューションサービスの紹介動画です。導入部にアイソメトリック(※)という手法を使い、人と広告のさまざまな接点を視覚的に表現し、企業の具体的な課題を想起させています。ソリューションによる効果を数値やグラフで提供し、意思決定に役立つような構成に仕上げました。

※アイソメトリック:2Dを立体的に描く表現方法。2.5Dと呼ばれることもある。

事例3:株式会社クマヒラ様

感染症対策のための総合型ソリューションの紹介動画です。実写とアニメーションを併用することで、わかりやすさとリアリティを両立させています。履歴が記録されていくシーンは非常にわかりやすく、動画ならではの表現といえるでしょう。

事例4:株式会社SmartHR様

株式会社SmartHR様のタレントマネジメントサービスの紹介動画です。「人事評価」を切り口として機能の使いやすさを具体的にデモ動画でイメージしやすい設計にしました。「分析レポート」の見やすさや操作性の良さ、人事課題を抽出するための「従業員サーベイ」の機能の必要性の提起から操作方法、従業員の入力の簡単さもまとめています。機能ごとにシーンを分けているので、顧客に合わせて使用できる営業ツールに仕上がっています。

事例5:株式会社マネーフォワード様

株式会社マネーフォワード様の手掛けるマネーフォワードクラウドのサービス紹介動画です。マネーフォワードクラウドで解決できる課題の提起から、短時間で多彩な機能の要点をイラストアニメーションで簡潔に伝えています。ポップなモーションで目を引くようにデザインしました。また、20代~30代の経営者をターゲットにしてイラストテイストの動画にすることで親近感を得てもらえるようにしつつ、訴求力を高めた点も特徴です。

事例6:株式会社ユーザベース様

株式会社ユーザベース様のSPEEDAの特徴を短時間で理解できるサービス紹介動画です。経済情報プラットフォームとしての強みをイメージできるようにキーワードを必要十分に盛り込んで仕上げました。アクティブに動くイラストテイストのグラフィックにすることで、展示会やWeb広告、SNS広告などで動画を流したときについ目を引くようにしています。一貫したトンマナでデザインを整えたのでブランドイメージも伝えられる動画です。

事例7:oVice株式会社様

oVice株式会社様のオンラインコミュニケーションを促進する「つながる」ツールのコンセプトを伝えられるようにしたサービス紹介動画です。オフィスでのスタッフの雰囲気と、実際にサービスを利用しているときの世界観をイメージできるように、シーンを切り替えながら説明をしています。機能面のキーワードもまとめて表示し、自社の課題解決につながる機能が揃っているかどうかを判断できることにも配慮して仕上げた動画です。

事例8:株式会社クラシアン様

株式会社クラシアン様の法人事業サービスの総合案内動画です。「くらし安心クラシアン」のキャッチフレーズを最初に表示してコンセプトを伝えた後、アイソメトリックの活用によってよくある問題を表現し、解決の流れをリズムよくメリハリのある動画に仕上げました。営業ツールとして企業側のメリットを具体的に文字とイラストを用いて表現しました。実績やサービス対応状況についてもまとめて信頼性のあるサービスという認知を得るための訴求もしています。

事例9:ClipLine株式会社様

ClipLine株式会社様のABILIのブランディング×サービス紹介の動画です。ミドル層や経営層をターゲットとして、それぞれが抱えている課題をまず提起して興味を持ってもらう流れを整えました。その後、ABILIブランドのサービスを具体的にケースごとに説明することで課題解決になることを示しています。書き下ろしのイラストを使用して、最初から最後まで一貫したイメージにしてブランディングも同時達成できる動画に仕上げています。

事例10:株式会社HERP様

株式会社HERP様のHERP Hireの特徴を伝えるサービス紹介動画です。展示会での活用を目的とした動画なので、ユーザーの声を生かした構成で仕上げました。HERP Hireのユーザーの感想を踏まえて機能を紹介する流れを作り、1分間の短い動画でサービスの提供価値と機能を同時に理解できるようにしています。リズムよくシーンを切り替えることで飽きずに視聴できるように配慮し、動画の前で足を止めた人がつい最後まで見てしまうように設計しました。

事例11:アクシスコンサルティング株式会社様

アクシスコンサルティング株式会社様の提供するコンサルティングとスポットコンサル・コンパスシェアのサービス紹介動画です。コンサルタントの利用に抵抗感があるときにも気軽に利用できるスポット利用のコンパスシェアの特徴を利用の流れに沿って解説し、課題解決につかいやすい根拠を簡潔に紹介しています。数字を利用して具体的なイメージを理解しやすくし、実績と強みを最後にまとめることで営業にも使いやすい動画に仕上げました。

事例12:キャディ株式会社様

キャディ株式会社様の図面活用クラウドCADDi DRAWERのサービス紹介動画です。最初に砂漠の映像から始まって「これから何が始まるのか」という興味関心を引き付けるデザインをして、図面データに関するさまざまな課題を提起して図面データ活用からDXへの自然な流れを提案する動画に仕上げています。イラスト中のキャラクターたちの情緒まで丁寧に描き上げ、終始世界観を重視して構成することで共感を醸成できるように完成させました。

事例13:freee株式会社様

freee株式会社様の数あるサービスの中から会社設立freeeをピックアップしたサービス紹介動画です。SNS広告での運用を目的とした15秒の動画で、紹介したい内容を厳選して整えました。同社の一貫したイメージと一致するようにデザインし、freeeブランドを知っているユーザーから直感的に認識してもらえる工夫を凝らしています。シンプルな表現ではっきりとしたアニメーションを使い、目を引きつつ理解も進みやすい動画にしました。

【BtoC】サービス紹介動画の事例

事例1:株式会社ライフケア・ビジョン様

見守りつき賃貸マンションサービス「シニアアップデートマンション」の紹介動画です。イメージが湧きにくい「ITによる見守りサービス」を、アニメーションを使ってわかりやすく表現しています。情報量の多いサービスでも、短時間で魅力的に紹介できるのが動画のメリットです。

事例2:楽天グループ株式会社様

無償の動画配信サービス「Rチャンネル」の紹介動画です。耳に残るようなリズム感でサービス名を連呼することで、短尺ながら視聴者の印象に残る動画となっています。実際にどの動画を見るのか悩むシーンを映し出しているため、視聴者がイメージしやすい点も魅力です。

事例3:一般社団法人日本自動車連盟(JAF)様

一般社団法人日本自動車連盟(JAF)様のロードサービス対応のサービス紹介動画です。トラブル発生時の危機感やサービス内容が直感的にイメージしやすいように、わかりやすい構成で展開しています。また、イラスト演出を活用することで視聴者がイメージしやすくかつ親しみやすく仕上げています。

事例4:株式会社ジェーシービー様

株式会社ジェーシービー様の新サービス「スマリボ」の紹介動画です。スマリボによって一括払いでのクレジットカード購入が自動的にリボ払いになる仕組みと利便性をはっきりとテロップで伝える流れにしました。若者をターゲットとする企画なので、ポップな雰囲気のイラスト動画にして共感を得やすい動画にしています。モーションの豊かさや効果音の刺激によって、約1分間の動画を最後まで視聴してもらえるように工夫しました。

事例5:株式会社Cloud Link様

株式会社Cloud Link様のIT転職サービスのスピード感を伝えるインパクトのあるサービス紹介動画です。スピードのあるサービスの認知度を高めることを目的として制作しました。「IT田中」をキャラクターとしてアップの動画を盛り込んだり、「爆速」などのキーワードを活用したりすることで印象に残る動画にしています。YouTubeも含むWebCMでのブランディング動画なので、第一印象やサムネイルのインパクトも重視しました。

事例6:株式会社不二興産様

株式会社不二興産様のSOLSのコンセプトとイメージを具体的にまとめて訴求できるようにしたサービス紹介動画です。少額から不動産投資ができる点を繰り返し訴求しながら、具体的にサービスを利用するイメージがわかるように流れに沿って詳しく解説しています。若者世代がターゲットになると想定してイラストによる親しみやすいデザインにしました。わかりにくい部分はゆっくりと時間を取って説明することで安心感を与える配慮もしています。

事例7:株式会社CHINTAI様

株式会社CHINTAI様の不動産検索サービス「ふどサーチ」のサービス紹介動画です。ポップなアニメーション動画にして楽しく視聴できるデザインにしました。不動産会社の口コミがわかる強みをアピールし、一括見積もりを簡単にできる機能や利用の流れも端的にまとめています。今までの不動産探しの課題感を最初に提起して、「なるほど」と思わせるストーリーにすることで興味関心を醸成する流れも整えています。

事例8:ハイアールジャパンセールス株式会社

ハイアールジャパンセールス株式会社のDDインバーターモーターの紹介動画です。同社の手掛ける洗濯機が一般的に抱える騒音・振動の課題を取り上げて、低騒音・低振動を実現した同社の技術を親しみやすいイラストと具体的なデータで視覚的にわかりやすく紹介しています。DDインバーターモーターのキーワードを繰り返し表示し、モーターのイラストも盛り込むことで、同社の技術が視聴者のイメージに残るように工夫を凝らしました。

事例9:株式会社栄光様

株式会社栄光様のオンライン双方向学習塾サービス「EIKOH LiNKSTUDY」の紹介動画です。実際に家庭で子供がEIKOH LiNKSTUDYを使用している勉強している様子や、講師が指導している様子をイメージできるように実写動画を採用しました。双方向指導のメリットやサービスの特徴、実績についてアニメーションを使いながら動画に挿入して、同社のサービスの魅力を総合的に伝えられるように仕上げています。

事例10:エクスコムグローバル様

エクスコムグローバル様の「イモトのWi-Fi」の海外レンタルWi-Fiサービスの利用手順を紹介する動画です。黒板アニメーションを採用して、ユーザーにとって重要なポイントをイラストでわかりやすく伝えることを重視しました。実際に利用するときの流れもステップごとに動画で表現し、具体的にやることが数秒でわかるように仕上げています。海外旅行のときに気軽に利用できるサービスという点を重視して動画自体もシンプルに整えています。

事例11:日本航空様

日本航空様のJALマイレージモールのサービス紹介動画です。JALマイルを活用している人を主なターゲットとして、冒頭ではショップ数の多さや使い方の簡単さをイラストで直感的に理解できるように紹介しました。公判ではJALマイレージモールでマイルを貯めやすい理由を具体的に紹介しています。「空と飛行機」のブランドイメージを伝える映像でクローズすることで日本航空様のブランディングも同時にできるように動画を完成させました。

事例12:スピンシェル株式会社様

スピンシェル株式会社様のスマホ写真共有アプリ「Snapchat」のサービス紹介動画です。ブランディングを主な目的として19秒のインパクトのある動画に仕上げました。Snapchatのコンセプト「本当の自分をさらけ出せる」を短時間の動画に落とし込めるようにキャスティングを厳選して考え、Snapchatによって何ができるかを直感的に理解できる内容にしました。実写動画でリアリティを重視することでコンセプトを伝えやすくしています。

事例13:株式会社和真様

株式会社和真様の新サービス「テレスマホ」のイメージを伝えられるように設計したサービス紹介動画です。「和真」ブランドと「新提案」というフレーズから始めて興味を引き付けた後、「テレビ」と「スマホ」のどちらも見やすい魅力を訴求しています。ターゲット年齢層は40代~シニア層なので、親近感が湧きやすいキャラクターとよくある悩みの提起を重ねました。「近くも遠くも」見えるメガネが欲しいという気持ちを湧き立たせる仕上がりにしています。

サービス紹介動画の制作のコツ

サービス紹介動画を制作するときには、目的に合わせて魅力がはっきりと伝わるようにすることが大切です。サービスのイメージをつかんでもらうだけでなく、最終的には購入や契約につながることも重要な要素になります。サービス紹介動画の制作では以下のポイントを押さえておきましょう。

  • サービス紹介動画を制作・配信の目標を立てる
  • 目的とターゲットを照らし合わせて動画を企画する
  • ターゲットの知識や理解を考慮して言葉を選ぶ
  • サービスコンセプトを多様化させずに1つに絞りこむ
  • 目的に合わせて気軽に視聴できる長さに整える
  • 演出やデザインにこだわって仕上げる

サービス紹介動画の制作は効果が出てこそ意味があります。制作の流れとも照らし合わせながら、成果につながる動画を企画して作り上げましょう。

サービス紹介動画制作は内製と外注どちらがいい?

動画制作を内製するか外注するかは社内の状況や予算によりますが、どちらもメリット・デメリットが存在します。内製の場合は、方向性を決めやすいため、プロジェクトの進行がスムーズに進むでしょう。人的リソースや機材に問題がなければ、低予算で制作することもできます。ただし、技術的に難易度が高い撮影や編集、イラストやデザインの書き起こしが必要になるアニメーション映像など、対応できないケースも多く発生します。

外注の場合は、外注費がかかりますが、サービス紹介動画の品質と納期が担保されるというメリットがあります。また、サービス内容に合わせた訴求方法や演出の提案など、技術・アイデアの引き出しが豊富であるため、企画段階から頼りになるでしょう。

自社内のリソースが不十分であれば外注をおすすめします。その場合は実績を確認し、該当分野における動画制作の実績があり、信頼できる業者を選びましょう。

サービス紹介動画を制作して認知拡大を図ろう

サービス紹介動画は、文字だけでは伝えにくいサービスの魅力を、視覚・聴覚を通して効率的に訴求できます。また、物質に動きを与えられるため、視聴者の興味を惹きやすい特性もあります。Webサイトへの掲載だけでなく営業や展示会など、さまざまな用途でも使えるのもメリットです。

SNSなどのメディアで評判になれば、従来のユーザーだけでなく新しいユーザーへのリーチも期待できます。

ただし、サービス紹介動画は、作り方を理解していても、知見がない限り、内製は難しいでしょう。無理に内製しようとせず、プロの動画制作会社に依頼して制作する方法もあるので、ぜひ検討してください。

サービス紹介動画に関してよくあるQ&A

最後にサービス紹介動画についてよくある質問を3つ紹介します。サービス紹介動画に関して疑問を感じた際は、以下の内容を参考にしてみてください。

Q. サービス紹介動画とは何ですか?

A. 自社で取り扱っている商品やサービスの紹介を目的に制作した動画のことを指します。

自社のサービスを動画として紹介すれば、視覚や聴覚に対してさまざまな方向から訴求できます。そのため、テキストや画像のみの情報よりも理解しやすくなるでしょう。

Q. サービス紹介動画を制作するメリットは何ですか?

A. サービス紹介動画を制作すると多くの情報を提供できるほか、ユーザーへのナーチャリング(教育)効果も期待できます。また、多様なシーンで利用できる点もメリットといえるでしょう。

Q. サービス紹介動画を制作する際のコツ・ポイントを教えてください

A. サービス紹介動画を制作するときは、以下の6つのポイントを押さえておきましょう。

  • 動画の目的・ペルソナを設定する
  • 掲載する媒体を選定する
  • サービスの魅力を洗い出す
  • 伝えたいメッセージを明確にする
  • 目的やペルソナに沿ったシナリオ・演出を考える
  • 誰にでも理解してもらいやすい撮影・編集を心がける

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この記事の監修者

監修者
松浦 寛之(まつうら のぶゆき)
株式会社プルークス 代表取締役社長 大学卒業後、NTTデータに入社し出向先のベンチャー企業でマネジメントを経験。2012年よりジュピターテレコム(現JCOM)において、メディア事業の戦略策定、新規事業開発に従事。メディア・エンターテインメント市場が変化するなか、動画マーケテイング領域に可能性を見出し、2018年4月にプルークスに参画。2020年7月からは代表取締役社長に就任。商品やサービスのプロモーションにとどまらず、インナーブランディング、採用、IRまで企業の経営課題の解決を動画の側面から支援している。
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