社員総会は、企業の業績や課題を全社的に周知するだけでなく、今後の事業戦略を固めていく役割があるため、企業の運営において重要といえます。
社員総会をより有意義な時間とするために、取り入れる企業が増えているのが「動画」です。本記事では、弊社で制作した社員総会動画の中から5社ピックアップして紹介します。社員総会に動画を活用するメリットや動画制作時のポイントもお伝えするため、ぜひ参考にしてください。
社員総会で動画を活用するメリットとは?
社員総会に動画を活用することは、企業にとって多くのメリットをもたらします。まずは、社員総会で動画を活用する4つのメリットを押さえておきましょう。
社員のやる気の向上につながる
社員総会に動画を活用することで、社員のやる気の向上が期待できます。スライドを用いるよりも動画のほうが、社員の心に訴えかけるプレゼンテーションが可能です。
動画はBGMやエフェクト、アニメーションといった表現の幅が広く、上手く活用すれば最後まで興味・関心を惹き続けながら視聴されるでしょう。例えば「チャレンジ」のような1ワードを伝えるだけでも、無機質な表現と比べてメッセージ性が高まります。
また、社長からのメッセージを文章で伝えても、想いが伝わりにくいです。動画であれば社長が話している様子を盛り込めるため、容易に想いが伝わるでしょう。経営者の想いが浸透すれば社員の企業に対する愛着が高まり、やる気の向上につながります。
情報を的確に伝えられる
動画であれば、社員総会で伝えたい情報をより的確に伝えることが可能です。
スライドの場合、プレゼンターがパソコン操作に手間取ると社員の集中力が切れ、情報が伝わりづらくなる場合があります。一方で、動画はコンテンツが自然に進行するため、社員がストレスを感じることなく、スムーズに情報を取り込めるでしょう。
また、視覚・聴覚を通して効果的に伝えられる動画は、情報量の多さも強みといえます。動きの少ないスライドと比べて、動画のほうが多くの情報をより短時間で伝えることが可能です。
社員総会が盛り上がりやすい
動画の活用には、社員総会が盛り上がりやすいメリットもあります。動画であれば、社内活動の様子や企業での出来事を映像として盛り込むことが可能です。思い出の振り返りを通して笑いや共感が生まれやすく、社員が一丸となって楽しめるでしょう。
また、スライドや口頭のプレゼンテーションだと単調な表現となり、社員が退屈に感じてしまいます。動画であれば、意外性のある演出や興味を惹くアニメーションを盛り込めるため、社員が飽きずに視聴を続けられるでしょう。
会場にいない社員も視聴できる
外せない取引や体調不良などで、社員総会に参加できない社員もいるでしょう。動画であれば何度でも再生できるため、会場にいない社員でも後から視聴できます。
また、昨今では社会情勢の変化からリモートワークが広まっており、社員総会をリモートで行う企業も増えています。社員向けネットワークで動画を共有すれば、自宅で各社員が視聴できるため、社員総会のリモート化も可能です。
魅力的な社員総会動画を制作する4つのポイント
社員総会動画を導入することで、多くのメリットを得られますが、品質が低いと大きな成果は得られません。魅力的な社員総会動画を制作するために、以下で紹介する4つのポイントを押さえましょう。
ポイント1:再生時間が長くなり過ぎないように注意する
社員総会動画の再生時間が過度に長いと、途中から興味・関心を失った状態で視聴する社員が出てきやすくなります。そのため、伝えたい内容を簡潔にまとめて、できる限り短く抑えましょう。
企業のメッセージを簡潔に伝える動画であれば、60~90秒程度が理想です。業績や課題などを詳しく伝える場合は、より長くなりやすいため「インフォグラフィック」を活用することをおすすめします。
ポイント2:社員総会のテーマに沿った内容にする
社員総会で何を伝えたいのかテーマを決め、それに沿ったストーリー展開の動画を制作しましょう。編集の凝った社員総会動画であっても、伝えたい内容をターゲットに理解してもらえなければ意味がありません。
テーマに沿ったストーリーを動画に落とし込むことで、社員が感情移入しやすくなります。例えば「黒字転換に向けた新事業への挑戦」がテーマの場合、多くの壁にぶつかりながら、少しずつ乗り越えていくストーリー展開が考えられます。BGMやアニメーションも、ストーリーに合ったものを考えましょう。
ポイント3:社長・有名人からのメッセージを取り入れる
社長からのメッセージを取り入れるのも効果的です。企業理念やビジョンだけでなく、直接には伝えづらい感謝のメッセージも、動画であれば伝えやすいでしょう。社長の気持ちが多くの社員に伝われば、従業員エンゲージメントの向上につながります。
また、タレントやミュージシャン、インフルエンサーといった有名人からのメッセージを入れることもおすすめです。サプライズに社員総会が盛り上がるだけでなく、「こんな有名人がメッセージをくれる会社なんだ」と自社への評価が上がり、モチベーション向上が期待できます。
ポイント4:SNSでの拡散を狙った動画にする
社員総会動画は社内だけでなく、社外に向けた活用も考えましょう。ICT総研の「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、日本におけるSNSの普及率は8割を超えています。社員総会動画をSNSで発信して拡散されれば、飛躍的な認知度向上が期待できるでしょう。
ただし、多くのSNSユーザーに拡散される「バズる動画」を制作する絶対的な方法はありません。視聴者の興味を惹く表現方法、意外性、万人に共感されるストーリー、議論を呼ぶ強烈なメッセージなど、さまざまな要素が拡散のきっかけになり得ます。
また、SNSによってユーザー層が変わるため、自社のターゲットに合わせて動画の配信先を選ぶことも大切です。社員総会動画でSNSでの拡散を狙う場合は、次の記事を参考にしてください。
視聴者の心を動かす社員総会動画の事例5選
昨今では社員総会だけでなく、社外向けのイベントやセミナーに動画を活用する企業も増えています。しかし動画活用の経験がなく、動画を活用するイメージが湧かない担当者も多いでしょう。
ここでは、弊社プルークスで制作した動画のなかでも、社員総会や社外向けイベント・セミナーに活用される動画の事例を5社ピックアップして紹介します。
事例1:株式会社アイモバイル様(PROOX制作動画)
株式会社アイモバイル様は、広告配信サービスを中心に幅広いインターネット事業を展開しています。プルークスでは、創業10周年イベントのオープニング映像を制作しました。
動画では、創業してからの10年間を事業や社員とともに振り返る内容にしています。事業の歴史をただ辿るだけでなく、アニメーションとBGMでエモーショナルに仕上げているのがポイントです。
事例2:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン様(PROOX制作動画)
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン様は、書籍出版にとどまらず幅広い事業を展開しています。プルークスでは、イベントで企業理念・コンセプトを伝えるための動画を制作しました。
動画では実写とアニメーションを組み合わせており、キーワードである「BEYOND(~の先に)」を前面に押し出しているのがポイントです。挑戦する人の映像を随所に盛り込み、「常識の先に行く」というチャレンジ精神があふれる作品となっています。
事例3:NTT東日本様(PROOX制作動画)
NTT東日本様(東日本電信電話株式会社様)は、東日本を中心に通信事業を展開しています。プルークスでは、「スマートメンテナンスの実現に向けて」というテーマの社内イベント向け動画を制作しました。
動画では、スマートメンテナンスの具体的な取り組みや今後の方向性をわかりやすく説明しています。動画では、実際の業務風景や関係者のインタビューといった実写映像に、イメージ図を用いたアニメーションを組み合わせました。専門的な話が多いものの、イメージ図や字幕、ナレーションで補足することで、伝わりやすくしていることがポイントです。
事例4:株式会社groove agent様(PROOX制作動画)
株式会社groove agent様は、リノベーションのワンストップ支援サービス「ゼロリノベ」を展開しています。プルークスでは、ゼロリノベのセミナーに用いるPR動画を制作しました。
動画では全編アニメーションで表現しており、「リスクを抑えて家を購入したい」というターゲット層にサービスの魅力を伝えています。冒頭5秒にインパクトのあるアニメーションを取り入れることで、視聴者の離脱を防いでいることがポイントです。
事例5:SHE株式会社様(PROOX制作動画)
SHE株式会社様は、性別にとらわれないライフスタイルの実現を支援する幅広い事業を展開しています。プルークスでは、SHE株式会社様が開催する講座向けのオープニング動画を制作しました。講座の初回で視聴する動画のため、参加者のモチベーション向上につなげることが求められます。
動画では実写とアニメーションを組み合わせており、「輝く女性の雰囲気」を大切にしています。明るく清潔感のあるテイストのなかに、シンプルなテキストのメッセージを盛り込むことで、全体としてメリハリを付けていることがポイントです。
社員総会動画で企業のPRをしよう
企業にとって重要な意味を持つ社員総会には、動画の活用が効果的です。動画には社員のやる気向上につながる、会場にいない社員も視聴できる、など多くのメリットがあります。また、社外向けイベントやセミナーで動画を活用する企業も多く、動画の活用シーンは年々広がっています。
社員総会動画の制作では、動画時間が長くなり過ぎないようにする、テーマに沿った内容にする、といったポイントを押さえましょう。さらに、社長・有名人からのメッセージを取り入れたり、SNSでの拡散を狙ったりするのも効果的です。
ただし、動画制作の内製化には専門知識のある人材や機材が求められます。高品質な動画を自社で制作することは決して容易ではなく、動画の品質が低いと逆効果になる場合もあります。高品質な動画を制作したいのであれば、プロの制作会社に依頼することがおすすめです。
弊社プルークスでは、社員総会動画をはじめとする多くの企業向け動画を制作してきた実績があります。企画から制作、運用まで一貫したサポートが行えるため、不安であれば以下よりお気軽にご相談ください。
社員総会の動画に関してよくあるQ&A
ここからは、社員総会の動画に関してよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q. 社員総会で動画を活用することでどういったメリットを得られますか?
A. 社員総会での動画活用には多くのメリットがありますが、主なものは以下の通りです。
- 社員のやる気の向上につながる
- 情報を的確に伝えられる
- 社員総会が盛り上がりやすい
- 会場にいない社員も視聴できる
Q. 社員総会の動画は社外でも活用できますか?
A. 社員総会動画は社内だけでなく、社外で活用することも可能です。
昨今では、社外向けイベントやセミナーで社員総会動画を活用する企業も増えています。また、SNSで社員総会動画を発信することで、拡散による大きな認知拡大も期待できるでしょう。
Q. 社員総会の動画は内製できますか?
A. 社員総会動画を内製することは可能です。
ただし、社員総会動画の制作には専門知識を持つ人材や機材が必要であり、内製化は容易ではありません。品質が低い動画だと逆効果になる場合もあるため、不安であれば動画制作会社に依頼することをおすすめします。