ドローンで撮影する映像は、臨場感や迫力を生み出せるため、自社のビジネスに活用することを検討している人も多いのではないでしょうか。しかし、自身で撮影する場合には、機材費や人件費などのコストがかかります。また、撮影場所によっては許可を取る必要があるため、時間がかかるでしょう。
そこで、ビジネスに活用できる高品質な映像をお求めであれば、プロに依頼することがおすすめです。この記事では、ドローン撮影を依頼する際の費用相場や内訳、プロに依頼する場合のメリットなどを解説します。ドローン撮影について検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドローン撮影する際の費用相場
ドローン撮影の費用相場は、撮影時間や場所、使用する機材などによって大きく異なります。ここでは、ドローンを用いた「撮影のみ」を依頼する場合の一般的な費用相場を紹介します。
ドローン撮影を動画制作会社へ依頼するときの費用相場
撮影に関しては、一般的に5万円~が相場となります。しかし、撮影時に使用するドローンの種類や撮影に携わるスタッフの人数によって大きく変動することを理解しておきましょう。さらに、撮影場所が離れた場所や高所での撮影を行う場合は、追加料金が発生する場合があります。
写真撮影 | 5万円~ |
動画撮影 | 6万円~ |
土地測量 | 15万円~ |
※2023年7月時点の相場
さらに、動画の「編集」が伴う場合は追加費用が発生します。また、4K・8Kといった高画質の動画を希望すると、使用する機材のスペックを高くする必要があるため、高額になりやすいでしょう。
ドローン撮影をフリーランスへ依頼するときの費用相場
ドローン撮影をフリーランスに依頼する場合は、依頼先によって金額が大きく異なるため、一概に何円とはいえません。
フリーランスの場合、個々の撮影技術や所有している機材には差があるため、事前にどれくらいのクオリティで撮影できるかを見極めることが必要です。例えば、事前にポートフォリオ(作品集)を共有してもらえれば、どのような撮影が行えるのかイメージしやすくなります。
高品質な映像を制作してもらうには、個人ではなく「企業」へ依頼することがおすすめです。一方で、映像の品質は問わず、とにかく費用を抑えたいという場合にはフリーランスへの依頼も検討しましょう。
ドローン撮影をする際の費用内訳について
ドローン撮影を依頼する場合、一般的には以下のような費用がかかります。
- 機材費
- 人件費
- 編集費
- フライト費
- ドローン撮影を行うための申請料
機材費
ドローン撮影に使用する機材には、ドローン本体、カメラ、バッテリー、ジンバルがあります。機材の種類やスペックによって費用は異なりますが、一般的には2万円~です。
シネマカメラのような重量が大きい機材を使用する場合は、一般的なドローンではなくスペックの高い機種を使用するため、さらに高額になる可能性があります。
人件費
ドローン撮影に携わる人員は、操縦者・カメラマン・編集者などです。
操縦者やカメラマンの依頼費用は、経験やスキルによって変動します。経験が豊富であるほど品質が高くなりますが、人件費も高額になるでしょう。
また、撮影場所までの交通費も「人件費」として含まれるケースもあります。そのため、遠方からの撮影であれば、費用が高くなってしまう傾向にあるでしょう。
編集費
ドローン撮影した映像を編集する費用は、編集の難易度や時間によって異なりますが5万円~となっています。しかし、3Dアニメーションなど高度な編集技術を用いる場合は、追加料金が発生するため、総額が高くなるでしょう。
フライト費
フライト費とは、ドローンを飛行させるための費用です。10分から15分程度の1フライトにつき2万円~となります。基本的には撮影費に含まれていることが多いですが、会社や個人で撮影にかかる時間がそれぞれ異なるため、依頼前に確認しましょう。
また、撮影場所の移動などの追加カットが必要な場合は別途料金が発生します。ただし、天候や電波環境などの理由でフライトが中止される場合、基本的には追加費用がかからないことが大半です。
ドローン撮影を行うための申請料
2022年6月より、重量100g以上のドローンを飛行する場合には「国土交通省へ登録」「リモートID」の搭載が義務化されました。申請料はそれほど高額ではありませんが、個人でドローンを用いて撮影する場合には手続きが手間になるため、プロに依頼することをおすすめします。
制作会社に依頼すれば、許可申請から代行してもらえますが、別途費用が発生します。なお、行政書士などの専門家に手続きを代行してもらう場合には、4万円~ほどかかるでしょう。専門家に申請を代行してもらえれば、書類の手戻りを防げるため、効率的に申請許可を得られます。
ドローン撮影をプロに依頼する3つのメリット
ドローン撮影には、法律や安全面などいくつか注意すべき点があります。しかし、プロに依頼すればそういったリスクを未然に防ぐことが可能です。
ここでは、ドローン撮影をプロに依頼する3つのメリットについて解説します。
メリット1:高画質・臨場感のある映像を撮影できる
プロに依頼することで、高性能なドローンを用いて撮影するため、鮮明でダイナミックな映像に仕上がるでしょう。また、プロに依頼すれば編集技術にも長けたスタッフが対応するため、被写体の魅力を引き出し、一般的な撮影では演出できない「臨場感のある映像」を生み出せます。
メリット2:法令違反のリスクを回避できる
近年では、ドローンを用いた映像を多く見受けられるようになりました。しかし、撮影者が増えた一方で、さまざまなトラブルも並行して増えているのが現状です。昨今では、ドローン撮影の危険性から、さまざまな制約が定められ、遵守できない場合は法令違反で罰せられます。
個人が法律に関して知識を深めるには時間がかかりますが、プロであれば正しく理解しているため、安心して依頼できるでしょう。
メリット3:さまざまな用途で活用できる
ドローンを用いて撮影した映像は、臨場感があり視聴者に対して強い印象を与えられます。品質が高い映像であるからこそ、イベントやプロモーションといったさまざまな用途で活用が可能です。
プロに撮影から編集まで一貫して依頼する場合は、費用が高くなる傾向にありますが、別用途でも活用できることを踏まえると、プロへの依頼をおすすめします。
ドローン撮影を行う際の3つの注意点
ドローン撮影を行う際には、通常の撮影とは異なり、注意しなければならない点があります。ここでは、特に重要な3つの注意点について紹介するため、事前に把握しておきましょう。
注意点1:空撮の許可申請を行う
ドローン撮影を行うには、国土交通省に「無人航空機の飛行許可」と「承認の手続き」を行う必要があります。さらに、150m以上の上空の飛行・空港などの周辺・緊急用務空域・人口が集中している地域の上空など、飛行区域によっては飛行経路の申請も必要です。
また、飛行方法によっても飛行する「日時」の許可申請が必要となる場合があります。例えば「人または家屋が密集している地域上空での夜間飛行」「催し場所上空での飛行」には、飛行経路だけなく、飛行する日時の許可も必要です。
これらは法令で明確に決まっています。企画の段階で、絵コンテなどから飛行計画を策定し、法令違反がないか、どのような許可申請が必要か、などをしっかりと確認する必要があります。
注意点2:加入している保険の内容を確認する
ドローン撮影は事故やプライバシーの侵害などのトラブルが発生する可能性があります。大きなトラブルにつながらないためにも、ドローンでの撮影を依頼した企業が「保険」に入っているか確認が必要です。
制作会社に依頼する場合は、基本料金に含まれている場合もあります。しかし、撮影内容や方法によって、想定されるリスクが異なるため、さまざまなケースに応じた補償の範囲を事前に確認しておきましょう。
注意点3:高品質な動画を制作できる技術があるか確認する
高品質な映像を撮影するには、対象を魅力的に撮影する技術や機材が必要です。
もし制作会社に依頼する場合には、制作したい動画のイメージを伝え、制作実績を確認させてもらうようにしましょう。フリーランスに依頼すれば、安価で制作してもらうことも可能ですが、許可申請や納期などに不安が伴うでしょう。しかし、制作会社であれば、各工程に特化したスタッフがそれぞれ対応するため、お客様のイメージにより近い動画を制作できます。
ドローンの撮影映像を活用した動画の制作事例
ここからは、弊社プルークスで制作したドローン映像のなかから4つをピックアップして紹介します。自社で制作したいイメージと合致する動画があるのか、確認してみてください。
株式会社ヤナセ様(PROOX制作動画)
株式会社ヤナセ様は、新車事業、中古車事業を主に行っている企業です。弊社では、ヤナセ様のショールーム来店促進を目的としてPR動画を制作しました。
ブランドのスタイリッシュさを表現するため、ドローンで上空から撮影したシーンを挿入しました。
京都舞鶴港振興会様(PROOX制作動画)
京都舞鶴港振興会様は、京都舞鶴港の貿易振興を図るため、集荷や既存航路の安定化・新規航路の開設などを積極的に推進しています。
弊社では、舞鶴港を輸送や貿易でより利用してもらうことを目的に、魅力をPRする動画を制作しました。
動画では、ドローンの映像を多く用いており、港の広大な規模感を表現しています。また、船の荷積みの様子を撮影することで、港の魅力をアピールできる映像に仕上げました。
ミドリ安全株式会社様(PROOX制作動画)
ミドリ安全株式会社様は、安全靴・ヘルメットといった安全衛生保護具を提供している企業です。弊社では、ゴルファー向け腰プロテクターの「PF-1」のプロモーション映像を制作しました。
ドローンでゴルフ場のコースを映し出すことで、解放感やスタイリッシュさを演出しています。
三木リゾート株式会社様(PROOX制作動画)
三木リゾート株式会社様は、沖縄県でホテル業を運営する会社です。
弊社では、三木リゾート株式会社様が運営するリゾートヴィラ「波癒」のPR動画を制作しました。沖縄の自然豊かな土地を魅力的に映し出すために、ドローンを用いて上空から撮影しており、人の視点では見ることができない壮大なスケール感を味わえる動画に仕上げています。
https://youtu.be/yNCeyDdf5DI
ドローンで撮影した映像を用いて高品質な動画を制作しよう
ドローンで撮影した映像は、臨場感があり視聴者に対して強い印象を与えられます。得られるメリットも大きいため、ビジネスに活用する企業は今後も増えていくでしょう。
ドローン撮影時には、さまざまな危険が伴うことから、法令遵守・許可手続きや保険など、撮影以外で注意すべき点が多く存在します。
こういった注意点を気にすることなく依頼したい場合は、経験が豊富なプロに相談するようにしましょう。フリーランスよりも費用が高くなりやすい傾向にありますが、撮影から編集まで一貫して対応できます。
弊社プルークスでは、企画から運用といったサポートも行えますので、大きな認知拡大を図るために、ドローンを用いた映像をビジネスへの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
ドローンの動画撮影の費用相場に関してよくあるQ&A
ここからは、ドローンを用いた撮影の費用相場に関して、よくある質問をQ&A形式にて紹介します。
Q. ドローン撮影にかかる費用相場はどのくらいですか?
A. 弊社では、ドローンの動画撮影で7万円~対応しております。
なお、弊社では企画から撮影、編集まで一貫して対応できる体制を整えておりますので、初めから最後までご依頼いただければ、お客様の完成イメージに近く、十分な広告効果を期待できる動画を制作可能です。
Q. ドローン撮影における費用の内訳を教えてください
A. ドローン撮影費用の内訳は以下の通りです。
- 機材費
- 人件費
- 編集費
- フライト費
- ドローン撮影を行うための申請料
Q. ドローンで撮影した映像を活用する際はどこに依頼すればよいですか?
A. ドローンを操作する高い技術を持つ動画制作会社もしくは、フリーランスに依頼することをおすすめします。
ただし、依頼する場合は実績を調査し、制作したい動画のイメージに合っているのか確認しましょう。