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モーショングラフィックスの種類は?導入するメリットや制作のコツについて解説

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モーショングラフィックスは、昨今の動画制作において重要な技術となっています。企業がプロモーション動画を制作する場合、モーショングラフィックスの理解が必要です。

本記事では「モーショングラフィックスとは何か」について、基本からわかりやすく解説します。導入するメリットや制作のコツも紹介するため、気になる人はぜひ参考にしてください。

目次

モーショングラフィックスとは

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モーショングラフィックスとは、動きのない文章や画像、イラストなどの素材に動き(モーション)を与える技術のことです。素材にアニメーションを施し、音声や音楽をつけることで1つの映像作品として仕上げます。

従来のモーショングラフィックスは、専門的な知識が必要であり、難度が高い技術でした。しかし、コンピューターの性能向上や高機能なソフトの普及などによって取り入れやすくなっています。CMやプロモーションビデオ、映画のオープニングなど、幅広い場面で使われている技術です。

モーショングラフィックスを導入するメリット

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ここからは、モーショングラフィックスを導入することで、得られるメリットについて解説します。

情報を的確に伝えられる

モーショングラフィックスを導入すれば、的確な情報伝達が可能となります。素材に変化を与えれば、伝えられる情報量が増えるでしょう。

動きのない素材からは、見えている以上の情報は得られません。例えば、ユニークなポーズをとるキャラクターのイラストがあっても、伝えられるのはデザイン面だけです。しかし、モーショングラフィックスを導入すれば、動きをつけてキャラクターの個性を伝えられます。

このように、モーショングラフィックスを導入することで、伝えたい情報を効率的に伝えられるでしょう。

低予算で動画を制作できる

モーショングラフィックスは、3Dアニメーションや実写動画に比べると低予算で制作可能です。

例えば、広告用の実写動画を制作する場合、キャスティングや機材の調達、撮影など多くの手間やコストがかかります。一方モーショングラフィックスは、市販のソフトを用いて制作できるため、専門的な知識がなくても容易に導入できるでしょう。人件費や物的コストが発生しにくい分、予算を抑えやすいといえます。

しかし、ビジネスに活用できる高品質なモーショングラフィックスを制作するには、専門的な知識・スキルが必要です。内製も可能ですが、さまざまなビジネスシーンに活用する場合は、制作会社に依頼することをおすすめします。

教材・入力フォーム・プロジェクションマッピングにも使える

モーショングラフィックスは、教材・入力フォーム・プロジェクションマッピングなど、さまざまなシーンに活用できます。具体的には以下の通りです。

用途 導入例
教材 図形に動きをつけて、数学の公式を理解しやすくする
入力フォーム 入力に合わせた動きで、ユーザーを退屈にさせない
プロジェクションマッピング 建物に3Dアニメーションを投影し、臨場感をプラス

このように、モーショングラフィックスを使えるシーンは幅広いです。さまざまな素材に付加価値を生みだす技術として、モーショングラフィックスを活用する企業は増えています。

ここからは、モーショングラフィックスが活用される具体的な技術を、事例とともに詳しく紹介していきます。

動きでインパクトを与えるモーショングラフィックス:4種類

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視聴者に動きでインパクトを与えたい場合、以下で紹介する4種類のモーショングラフィックスが効果的です。

アニメーションロゴ:ロゴに動きをつける

企業やサービスのロゴに動きをつければ、自社ブランドに対する視聴者の印象を強めることが可能です。自社ブランドを知らない人の記憶に残りやすくなり、認知度向上が期待できます。

また、プロモーション動画の冒頭にアニメーションロゴがあると、視聴者の興味を惹けるため、視聴維持率の向上にもつながるでしょう。

例えば「Money Forwardクラウド」の紹介映像では、冒頭にアニメーションロゴを取り入れています。頭文字の「M」を一筆書きでなぞるような描写は、サービスが命を持っているような印象を与えられます。株価が徐々に上がっていくような表現からは、サービスの導入による「向上」の期待も感じられるでしょう。

リキッドモーション:流れるように変化する

リキッドモーションとは、水や油といった液体が流れるように滑らかな表現ができる技術のことです。機械的な印象を与えやすい従来のアニメーションとは違い、リキッドモーションは自然な印象を与えられます。また、繊細な表現が求められるシーンに取り入れることで、視聴者に伝わりやすくなるでしょう。

例えば「SPEEDA」の紹介映像では、日めくりカレンダーが吸い込まれるシーンにリキッドモーションを用いています。現実世界のように滑らかな動きをアニメーションに取り入れることで、視聴者に違和感を与えず強い印象を与えられるでしょう。

モーフィング:ある物体を別の物体に変化できる

モーフィングとは、アニメーションのなかで自然に物体を別の物体に変化できる技術のことです。物体に予測できない変化を与えれば、視聴者に強い印象を残せます。プロモーション動画に取り入れれば注目度が高まり、視聴維持率の向上やSNSでの拡散が期待できるでしょう。

例えば「JAグループ千葉」の紹介映像では、「共済・ローン・貯金・健康診断」の部分にモーフィングを取り入れています。それぞれの描写がシームレスに切り替わることで、強いインパクトを生みだしています。

キネティックタイポグラフィ:文字にねじり・伸縮・歪みを加える

「キネティックタイポグラフィ」とは、文字にさまざまな動きをつける技術のことです。文字にねじりや伸縮、歪みといった表現を与えれば、視聴者が受け取る印象を強められます。ブランド名やキャッチコピーなど、視聴者に印象づけたいメッセージを伝える際に活用すべきといえるでしょう。

例えば「株式会社じげん」の会社ビジョンムービーでは、キネティックタイポグラフィを随所に取り入れました。言葉に合わせてさまざまな変化を与えることで、それぞれのメッセージをより効果的・印象的に伝えています。

モーショングラフィックスに有効なノイズ・粒子:2種類

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プロモーションやブランディングなどを目的とした動画に強い個性を与えたい場合は、ノイズ・粒子の表現も効果的です。ここでは、モーショングラフィックスに有効な2種類のノイズ・粒子を紹介します。

グリッチエフェクト:ノイズが入ったテレビ画面のような加工

グリッチエフェクトとは、映像のなかに故障のような乱れ・崩れを意図的に入れる技術のことです。ノイズが入ったテレビ画面をイメージするとわかりやすいでしょう。レトロ感や不安定感など、加工方法・場面によって異なった表現ができます。

例えば「ジャパンネット銀行」のウェブCMでは、シーンの切り替わり部分にグリッチエフェクトを取り入れています。画面が乱れる加工によって、スマホ画面が割れることをイメージしやすくなっているうえに、動画全体に緊迫感がプラスされているのもポイントです。

グレイン:映像に粒子を取り入れる

グレインとは、モーショングラフィックスにおいて、映像に細かい点々を入れる技術のことです。点の密度を繊細に変えれば自然な質感を表現できます。レトロ感やリアル感、手作り感などを表現したい際に効果的です。

例えば「東京商工会議所」のブランディングムービーでは、過去の人物写真にグレインを取り入れました。自然な質感によって人物写真にリアル感が生まれ、歴史の偉大さを強く感じさせる映像となっています。

モーショングラフィックスに取り入れたい表現

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ここからは、モーショングラフィックスに取り入れたい3つの表現を紹介します。以下で紹介することをモーショングラフィックに取り入れることで、視聴者に対してより強い印象を与えられる動画になるでしょう。

3Dと2Dを組み合わせる

3Dと2Dを組み合わせる手法は、プロモーション動画で多く見受けられます。2Dのアニメーションに3Dのキャラクターなどを組み合わせることで、立体的な表現が可能です。

一般的に、2Dよりも3Dアニメーションのほうは制作コストがかかりやすいでしょう。一部を3Dアニメーションにすることで、制作コストを抑えられます。

細い線を取り入れる

近年では、細い線を取り入れる動画も増えています。細い線はスタイリッシュな印象を与えやすいだけでなく、繊細な表現が可能です。

例えば、チャートやグラフを細い線のアニメーションで描くことで、データの変化が伝わりやすくなるでしょう。動画内で細い線を取り入れれば、その場で描いているような表現が自然に実現できます。

インフォグラフィック

動画内では、インフォグラフィックを取り入れることも考えましょう。「インフォグラフィック」とは、情報(インフォ)を視覚的表現(グラフィック)で伝える技術のことです。

文字や数字のみでは伝わりづらいデータを、図やイラスト、表などにすることで直感的に伝わりやすくなります。難しい情報を幅広い層に伝えたい場合には、インフォグラフィックが役に立つでしょう。インフォグラフィックについて気になる人は、以下の記事をご一読ください。

インフォグラフィック動画とは?活用事例や制作のポイントを紹介します!

モーショングラフィックスを制作するコツ

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ここまで、さまざまな種類のモーショングラフィックスを紹介しましたが、実際に制作できるか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。ここでは、モーショングラフィックスを制作する3つのコツを紹介します。

デザインや色彩への理解を深め制作する

モーショングラフィックスの制作には、デザインや色彩への理解が欠かせません。効果的に伝えられるデザインや、よい印象を与える色使いなど、さまざまなノウハウが必要です。こうした理解がなければ、効果的な訴求ができないばかりか、視聴者を不快にさせてしまうことも考えられます。

キャッチーなフレーズを生みだす技術を磨く

モーショングラフィックスには、言葉としての表現も少なからず求められます。デザインや色彩に優れていても、魅力的なフレーズがなければ訴求力は高まりません。キャッチーなフレーズを生みだすための技術も磨きましょう。言葉選びのセンスを養うだけでなく、効果的なフォント使いといったノウハウも必要です。

ソフト・アプリの機能を熟知する

モーショングラフィックスの制作には、専用のソフト・アプリを扱うスキルも必要です。制作時に使用するソフト・アプリの機能を熟知し、それぞれの使い方も覚えなければなりません。さまざまなモーショングラフィックスの技術を正しく取り入れるには、相当な学習が必要でしょう。

モーショングラフィックスの種類を理解して高品質な動画をビジネスに活用しよう

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モーショングラフィックスとは、文章や画像、イラストなどの動かない素材に動き(モーション)を与える技術のことです。モーショングラフィックスには、情報を的確に伝えられる、低予算で動画を制作できる、といった多くのメリットがあります。

液体が流れるような表現のリキッドモーション、ノイズが入ったテレビ画面のようなグリッチエフェクトなど、モーショングラフィックスの種類はさまざまです。モーショングラフィックスの制作には多くの知識・スキルが求められるため、内製化は容易ではないでしょう。

高品質なモーショングラフィックスを制作したいのであれば、動画制作会社に依頼することをおすすめします。弊社プルークスでは、企画から運用まで一貫してサポート可能です。

成果につながる高品質なモーショングラフィックスを実現したい場合は、ぜひプルークスへご相談ください。

モーショングラフィックスの種類に関してよくあるQ&A

ここからは、モーショングラフィックスの種類に関してよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q. モーショングラフィックスとは何を指しますか?

A. モーショングラフィックスとは、動きのない文章や画像、イラストなどの素材に動き(モーション)を与える技術のことです。

Q. モーショングラフィックスを導入することで得られるメリットとは?

A. 主に以下のようなメリットを得られます。

  • 情報を的確に伝えられる
  • 低予算で動画を制作できる
  • 教材・入力フォーム・プロジェクションマッピングにも使える

Q. モーショングラフィックスはどのようなシーンで活用できる?

A. プロモーションやブランディングなど、さまざまな動画で活用できます。

弊社プルークスでは、モーショングラフィックスを活用した動画を多数制作した実績があるため、気になる人はお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

監修者
松浦 寛之(まつうら のぶゆき)
株式会社プルークス 代表取締役社長 大学卒業後、NTTデータに入社し出向先のベンチャー企業でマネジメントを経験。2012年よりジュピターテレコム(現JCOM)において、メディア事業の戦略策定、新規事業開発に従事。メディア・エンターテインメント市場が変化するなか、動画マーケテイング領域に可能性を見出し、2018年4月にプルークスに参画。2020年7月からは代表取締役社長に就任。商品やサービスのプロモーションにとどまらず、インナーブランディング、採用、IRまで企業の経営課題の解決を動画の側面から支援している。
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