サイトリニューアルの一環で動画施策を実施
-ご担当者様の普段の業務内容をお教えいただけますか。
私の所属する広報室では、大学の広報物全般を担当しています。
その中でも私は、本学が発行しているパンフレットやメディアなどを管轄しており、どちらかというとこれまではWebよりも紙媒体での広報が高い比重を占めていました。
本学は受験生からの知名度を上げることが課題となっており、受験生がよく見ているWeb上でのプロモーションに力を入れ始めています。
-動画施策はどういったきっかけで始められたのでしょうか。
受験生向けサイトのリニューアルの一環で動画も制作しようと考えたのがきっかけです。
これまでのサイトより、一層受験生にリーチできるサイトにするために、数値目標としてPV数や滞在時間を測ろうと考えました。流入を増やすためにも、サイトの滞在時間を伸ばし受験生の大学理解を深めるためにも動画は最適だと思い、制作にいたりました。
「ゼミの武蔵」というキーワードで一貫性を持たせ、受験生向けサイトの改修・交通広告・オープンキャンパスの案内資料なども新しくしています。
また、TwitterやFacebookは元々運用していたのですが、Instagramのアカウント運用もスタートさせました。こちらは学生たちも運用に協力してくれています。
(武蔵大学様のInstagramアカウントはこちら→https://www.instagram.com/musashi_university/?hl=ja)
-動画制作にあたって、プルークスを選んでいただいた理由は何でしょうか。
テーマに基づいた企画の振り切り方がとても良かったからです。
最初は、認知を上げるための少し尖った動画企画の提案を5〜6社に依頼しました。その際、ただバズることを目的とした提案も多かった中、プルークスのプランナーさんは本学が打ち出したい「ゼミの武蔵」という内容にぴったりのエッジの効いた提案をくださったのです。実はそれは一旦ペンディングとなってしまったのですが、これがきっかけでプルークスへの信頼度が増しましたね。
最終的に今回の動画制作にあたり再提案を依頼した際は、キャッチーな部分を50%、本学のゼミについての情報を50%というイメージで企画を考えてもらいました。再提案も5〜6社にお声がけしたのですが、やはりその要望にぴったりなご提案をいただけたのはプルークスでした。
-動画の制作段階で印象に残っていることはありますか。
キャストのオーディションや1日がかりの撮影はとても印象に残っています。通常であればキャストを選ぶのはキャスティング会社に任せるのですが、プルークスのプランナーさんの提案もあり、今回は本学でオーディションを行いました。オーディションを行うこと自体初めてだったため、どのような流れで進めるのか不安もありましたが、当日はプランナーさん主導で進めてもらえました。やはり宣材写真を見たときと実際に目の前で見る印象は違っていたので、自分たちの目でキャストを選べたことはとても良かったです。特に今回の動画に関しては、入学時から卒業時までを表現したものでしたので、明るく自然な動きができる方にお願いしたかったのです。
アニメーションと実写を組み合わせた動画ですので、撮影はグリーンバックで行いました。撮影をしてはアニメーションと組み合わせて確認・・という工程を何度も繰り返しながらだったので、細かい動きの調整などが大変でしたね。1日がかりだったのですが、キャストの方もスタッフの皆さんも嫌な顔一つせず、こちらが撮影で少し悩んだときにも的確な指示をくださったのがありがたかったです。
オープンキャンパス来場者数・資料請求数も増加
-今回の動画の効果や反響はいかがでしたか。
かなり効果はあったと感じています。本来の目的である、Webサイトからの資料請求数やオープンキャンパスへの来場者数がここ数年で一番良かったんです。KPIとして設定していた受験生向けサイトのPV数や滞在時間の伸びも数値として結果が出ています。6月半ばからのSNSでの動画配信の成果もあり公開1ヶ月で5万回以上再生され、完全視聴率も非常に高かったです。
また、学内システム内でも動画を共有したのですが、本学の教員や学生からも動画について良いコメントをもらえました。
-今後の動画活用について教えてください。
今回のプロモーションの成功を基に、今後も動画活用は続けていきたいですね。
プロモーションの成否と実際の受験者数や知名度は必ずしも比例するわけではなく、外部要因で大きく左右されることもあります。ただ、毎年新たな施策に取り組むことで、大学としてのブランド力を高めていきたいと考えています。