新たなプロモーション企画として、
CS番組とFacebook動画広告の同時展開を実施。
-ご担当者様の普段の業務内容をお教えいただけますか。
ヨネックスゴルフの宣伝部に所属しています。カタログやWeb、店頭での宣伝物や、年2回全国6カ所で行われる新製品受発注会の企画・運営など幅広くプロモーションに携わっています。
ヨネックスはバドミントン・テニス・ゴルフと様々な部門に分かれていますが、中でも年齢層が少し高いゴルフに関しては、今まで専門誌への広告出稿が大半でした。しかし、最近ではWeb上で情報収集をする方も増えてきており、Web上でのプロモーションを検討し始めました。
-今回は、どういったプロモーションを行ったのでしょうか。
今回は、CSチャンネルのゴルフネットワーク内のオリジナル番組「ギア猿」内でのプロモーションと、Facebook動画広告とを連動したプロモーションを行いました。ギア猿のスピンオフ5分番組「ギア猿のおまけ」で、ヨネックスのゴルフクラブEZONE GTの紹介番組を1本制作。Facebook用には、計2本動画を制作しました。1本はその番組のスピンオフのような短編、もう1本はCGを駆使した動画にして、ABテストのような形で効果を測りました。6月の上旬に番組が放映され、Facebookでも配信時期を合わせ3週間ほど広告配信を行いました。
-初めてのSNS動画広告制作と伺いましたが、制作の際に気遣った点はありましたか。
今回は入りがギア猿の5分番組だったので、Facebook用の短尺動画だとどこを残してどこをそぎ落とすかという点には気遣いました。ヨネックスゴルフの商品は、開発から生産まで全てをメイドインジャパンで一貫しており、こだわりがたくさんあるものですから、どの部分を一番伝えるべきか決めることが難しかったですね。また、当初は動画といえばYouTubeの動画広告がベストかと考えていました。プルークスに相談をしていく中で、ゴルフに興味を持っている方にターゲティングできるFacebookの方が今回の目的達成には近いと提案があり、Facebookへの広告出稿に決めました。
Facebookでも広告展開を行うことにより、
ゴルフネットワークでの効果も実感
-今回の動画では、どういったところにKPIを置いていたのでしょうか。
今回は、EZONE GTのレンタルクラブサービスのランディングページへの送客数を見ていました。プロモーションを行っていなかった時期に比べると、送客が3倍弱に増えたのです。ただ一方で、どこに指標をおいて効果計測をするべきかは今後も検討を重ねていきたいと思っています。マスでのプロモーションとデジタルでのプロモーションの役割をそれぞれ設定することで、実際に購入までつながる顧客の獲得に繋げられると感じました。そういった指標をあらかじめ社内で共有しておくことも重要ですね。
-ゴルフネットワークとSNS広告の同時プロモーション展開の効果はどのように感じましたか。
制作当初、ギア猿を知らない方にも訴求できるようCG編も制作し検証しました。ただ、ギア猿はゴルフをやっている方にとってはとても有名な番組であるため思った以上にギア猿を見ていた方からの問い合わせが多かったです。自ずと再生回数などもCG編より番組編の方が伸びました。CS番組の効果もWeb上でのABテストによって感じられました。
この反響の違いを受け、配信の後半からは番組編をメインで配信し、ターゲットに訴求していきました。2本制作しABテストを行い効果検証したり、それによって配信動画を変更することができるのはWeb上でのプロモーションのメリットだと感じています。
-現在配信は終了したとのことですが、どのように動画を活用していらっしゃいますか。
現在は、ヨネックスゴルフのHPで動画の公開を行っています。
社内外からも、Facebookの広告を見たという反響が多くありました。今まで行なったプロモーションの中で一番そういった声が多くあったように感じています。やはりゴルフをやっている方をターゲティングした効果は大きかったですね。
-最後に、今後の動画活用についてお聞かせください。
今回のようなCS番組とSNSでの同時プロモーションは会社としても新しい取り組みでした。また今後の新製品の時期に、効果の測り方なども含めた上で検討していきたいと思っています。また、広告配信ではないですが年2回行っている新製品受発注会や店頭でのプロモーション動画の活用も、今後も続けていく予定です。