<動画制作前>認知拡大を一気に仕掛け、ブランディングを強化
ーー 今回、CMを始めとした大規模なプロモーションを行ったきっかけを教えてください。
BtoBでのビジネスを戦略的に始めた弊社はイオン社やJR社等と取引実績があったのですが、認知を広げる為のマーケティング活動は展示会に参加する程度で積極的に行なっていませんでした。今後は大企業はもちろん中小企業や個人事業主の方にも導入を検討していただく為に、未だアプローチできていない層への認知拡大を目的としてCM制作を決めたのがきっかけです。
また大規模なプロモーションを仕掛けることで、現在お取引いただいている顧客と、弊社のサービスを知らない潜在顧客からの信頼度をより向上させたい、というのも1つの目的としてありました。
ーー 平岡さんはエンジニアとしてお仕事をされているとお伺いしました。今回のプロモーションプロジェクトにアサインされたご理由をお聞かせください。
普段はアンドロイドやiOSのアプリ開発を担当しています。当プロジェクトでは「サービスの魅力をいかに正しくお客様へ伝えられるか」がポイントだったので、技術を知るエンジニアとして参画することになりました。マーケティングの領域は初めてだったので最初は大変でしたが、周りのサポートがあって進めることができ、学びも大きかったです。
ーー 制作会社として弊社を選んだ決め手は何でしたか?
提案時の構成案と、過去の取引実績を総合的に判断してお任せすることにしました。
ーー ありがとうございます!弊社はサイエンスアーツ様と過去に多くの動画を制作させていただいております。
▼Buddycomサービス紹介動画(他社制作)
▼導入企業インタビュー動画(PROOX制作)
▼マニュアル動画(PROOX制作)
ーー今回は、アッパーファネルへ向けた認知拡大を目指し、オンラインからオフラインまで跨るプロモーション施策をお手伝いさせていただくことになりました。
サービスへの正しい理解を醸成する動画ポイントは構成と世界観
ーー 制作した動画のポイントを教えてください。
ポイントは2点あります。
1点目は構成です。今回は「IT無線、トランシーバーを知らない」という広いターゲット層へ向けた動画なので、踏み込んだ内容ではなくサービスの概要やメリットが伝わるような映像にしました。複雑な機能説明のアニメーションは入れずに、「このサービスで何ができるのか」を端的に表す「現場を変えるなら、バディコム」というキャッチコピーをCM用に作り、動画の最後に流すことで印象付ける狙いもありました。
もう1点は世界観です。BtoBのCMが型化されていると感じていたのでそこに倣うのではなく、BtoC向けの「洗練されたスタイリッシュさがありながら取っ付きやすいイメージ」を持ってもらう為の演出にこだわりました。認知に振り切った施策だったので、変な企業イメージは持たれたくない、という背景もあります。
<動画制作後>定量と定性の両軸で得た大きな成果
ーー 動画制作後の成果はいかがでしたか。
今回制作した動画はまずWebCMでABテストを行い、効果の良いバージョンをTVCMやタクシーCM等のオフラインメディアで放映しました。
結果、プロジェクトのKGIとして置いていた「無料トライアルの申込数」は施策前と比べ2倍増、KPIの「WebサイトのPV数」は3倍に増えました。認知が目的の施策でしたがCVにまで成果が繋がったので、ターゲティングは間違っていなかったと考えています。
定性面ではエンドユーザーからの反応がとても良く、「成長や勢い」を感じたとの感想をいただきました。他社から協業の相談も受け、目的である信頼度の向上を感じています。昔からお取引いただいているご担当者様から当社のCMを見て「企業のパワーを感じ、取引時の決断は正しかったと思えた」とのコメントもいただき、嬉しく思っております。
ーー 今後の動画活用計画を教えてください。
今回は認知に振り切ったCMの制作でしたが、今後は営業ツールやWeb上で展開できる商品説明コンテンツとしての動画を制作したいです。当社のサービスは文字ベースでの説明が難しく、視覚的に理解ができる映像と相性が良いと思っており、これからも積極的に動画活用をしていこうと思います。
ーー 初めて立ち上げたプロモーション施策で定量・定性共に成果を残した素晴らしい事例だと思いました。成功の鍵となった映像は、一度見たら鮮明に頭に残る圧巻のクオリティです。本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!