新たなPR施策として動画を活用
ー まずは、『WebMoneyプリペイドカード』の概要を教えてください。
『WebMoneyプリペイドカード』はお金をチャージし繰り返し使用できるプリペイドカードです。ネット上での決済だけでなくマスターカード加盟店でも使用することができ、スマートフォンのアプリで残高確認やQRコード決済をすることも可能です。
当社のメインサービスである『WebMoneyギフトカード』はコンビニで購入できる使い切りタイプですが、ユーザーのニーズに合わせて『WebMoneyプリペイドカード』を2014年に提供開始しました。
ー すでに提供開始から5年経過しているのですね。これまではどのようなプロモーション活動をされていらっしゃいましたか。
従来の『WebMoney』は、PCオンラインゲームで課金をする際に多く使用されています。そのため、ゲームを提供している企業さんとコラボレーションしたプロモーションがメインでした。具体的には、『WebMoney』で決済をした方にアイテムをプレゼントするキャンペーンや、ゲーム公式サイト内での告知などを行なっていましたね。『WebMoneyプリペイドカード』は従来以外の使用方法として、Mastercard(R)加盟店でも使用できたり、QRコード決済をすることも可能なので、そういった点をもっとPRしていかないといけないと感じていました。
ー そうだったのですね。その中で今回はどうして動画を制作しようと考えられたのでしょうか。
『WebMoney』をまだ知らない方と、『WebMoney』は知っているものの『WebMoneyプリペイドカード』の存在を知らない方に対し、認知を高めていきたいと考えたためです。『WebMoneyプリペイドカード』はすでに提供開始から5年が経過しているのですが、コンビニで購入できる『WebMoneyギフトカード』とは異なり、Web上でユーザー自身がカード発行の申し込みを行うスタイルであるため、『WebMoney』を知ってくださっている方にもあまり認知が浸透していなかったのです。そのため、従来のコンビニプロモーションでは思ったように認知が伸びませんでした。
従来の『WebMoney』が利便性の高さで支持され好評いただいていたので、従来のプロモーションに注力していたのですが、これまでメインで活用されていたPCオンラインゲーム市場の成長率は横ばいの状態。そのためまだ『WebMoney』を知らない人に対してもPRし、使い道を広げていかなければいけないと感じました。
インパクトを残す動画がSNS上でも大反響
ー 動画はかなりインパクトのある仕上がりになりました。どういったメッセージを大切にしていたのでしょうか。
色々伝えたいことはあったのですが、最終的には『WebMoneyプリペイドカード』に気づいてほしい!」というメッセージに落ち着きましたね。年齢制限なく購入できること、活用方法の幅広さ、サービス内容など盛り込みたいとも思いましたが、まずは知ってもらわないと意味がないと考えました。
幸いにもコンビニプロモーションは長年おこなっていたので、潜在的には数多くの方に知っていただけていたのですが、このプリペイドカードが『WebMoney』のものであるということをもっとはっきりと認知させる、インパクトのある構成でいこうとなりました。
ー 「気づいてほしい!」のメッセージはかなり強く打ち出されていますね。制作に進んでから印象的だったお話があれば教えてください。
インパクトがある内容で、とお伝えしていたものの、最初に見た絵コンテからは動画になる様子をイメージできなかったですね。本当にこれ、撮影できるの?と思ったのが正直なところです。
しかし、実際の動画は思った以上のクオリティに仕上がったので、さすがプロだなぁと感心しました。
撮影現場での監督さんの熱量も高く、全てをお任せしてよかったと思っています。
ー キャストにもこだわったと伺いました。
声優の上原あかりさんにご出演いただきました。オフラインイベントでの上映とゲーム実況配信中の上映を検討していたので、来場者・視聴者に人気のある方に登場していただきたかったのです。
【女神編】ではプロレス技に挑戦してもらったりとかなり大変な脚本だったのですが、監督さんの熱量と上原さんの演技力で、想像以上のクオリティの動画に仕上げることができました。
ー 上映後の反響はいかがでしたか?
イベントでの上映時の反響がすごかったです。イベントの様子を同時にオンライン中継もしていたため、2万人ほどの視聴者がいました。そのため、Twitterでかなりいろんな反響が生まれていましたね。
まずは『WebMoneyプリペイドカード』について認知してもらうきっかけになったのではと思います。
ー 今後の動画活用について教えてください。
YouTubeをはじめとした動画メディアはこれからも強くなっていくはずです。そのため、まずは今回制作した実写動画とアニメーション動画をメディアごとに使い分けていきたいです。
また、これまでゲームは自分でプレイして楽しむのが当たり前でしたが、今はゲーム実況配信やesportsなど誰かがゲームをしているのを見て楽しむという方法が新たに登場しています。そういった新たなゲームシーンでも、動画を活用しPRにつなげていきたいと考えています。