今回制作いただいた「ロールモデル動画」の背景についてお聞かせいただけますでしょうか?
文科省の事業計画、日本全国の女性研究者を応援するプロジェクト「YAYOIプロジェクト」の一環として、今回動画制作をご依頼させていただきました。
女性研究者が少ないという社会的背景もあり、主に下記2点を目的として今回の動画を制作しました。
①視聴者が研究リーダーとして活躍する姿をイメージできるようにすること
②リーダーとして活躍する女性研究者の裾野を広げること
そのため、主に若手研究者や、医療を学ぶ学生など医療従事者の方々へ、 働いている姿や、熱意などを伝え、研究者の卵を含む多くの女性研究者たちが、研究リーダーとして活躍する未来の自分の姿をイメージできるように、との思いを込めて制作しました。
今回動画を制作する中で、プルークスに決めた理由は何でしたか?
プルークスさんにご依頼させていただいた決め手は医療業界の動画制作実績の豊富さでした。ホームページを拝見しても、病院関係、医療系大学のPR、医師へのインタビュー動画など様々な実績があり、安心して依頼できそうだなと感じました。
プ:ありがとうございます。医療業界の撮影ではどのような観点から企業を選定されていたのですか?
医療業界の撮影は、病院含めた屋内での撮影となることが多いため、コンプライアンスの観点やスケジュールの観点で準備の堅実さ・慎重さを求めておりました。プルークスさんはその点に関する私たちの意思を汲み取る部分などでとてもスムーズな意思疎通が取れ、非常に信頼してご依頼をできました。
今回の動画のコンセプトやこだわりを教えて下さい
今回の動画について、企画も言葉も的確で、非常に心に刺さる動画を制作できたなと感じております。動画形式として、1 人 1 人個別にフォーカスするだけでなく、対談形式を織り交ぜることで飽きない演出になった点も良かったと思っております。
プ:20分を超える⻑尺の動画でしたが、その点に関しては実際いかがでしたか?
23 分という⻑さが、当初「少し⻑いかなあ」とも感じたのですが、実際はちょうど良い尺だったように思います。例えば本学をアピールするイベント会場などで流す場面においても、構成も音楽も飽きさせない工夫がされており、丁度良い⻑さに感じました。
更に感じたことがこのくらい⻑さであれば見終えたあとに 「1 つのストーリーを見終えた」という程よい充実感を感じることができ、記憶に残りやすかったと感じました。
ロールモデル動画「東京女子医科大学 私たちのSTORY」は動画はこちら
動画制作後、その後の反響についてはいかがでしたでしょうか?
YouTubeでの視聴回数が動画投稿後にとても伸びております。オーガニック投稿のため、普段の動画は再生回数が多くて500~600回くらいなのですが、プルークスさんで制作したロールモデル動画は投稿後、数ヶ月で約6,000回くらいまで再生数が伸びました!
プ:10倍以上の再生回数はすごいですね、、、!周囲の方々の反応はいかがでしたか?
病院内の他の先生たちからも「初心に立ち返ったような気持ちになった」「感動した」というようなお言葉をいただき、女子医大としての一致団結に繋がったと、インナーブランディングのような効果も感じております。
また当初は、視聴者である女性研究者を応援する、という意図から発足した動画プロジェクトでしたが、結果として視聴者のみならず、出演者の自信にも繋がるような動画に仕上がったと思います。
プ:実際の動画はどのような場面で活用いただけたのでしょうか?
本学をアピールするイベントには漏れなく利用させていただいております。医学部向け、看護学部向けに短縮版も作成しており、特にオープンキャンパス的 なイベント(医療職に興味をもつ女子高校生対象の高大連携事業)では動画に出演した女性医師本 人が動画視聴後に登場して講演を行いました。
今後も受験生向けフォーラム、オープンキャンパス、新入職員説明会など様々なイベントでの活用をしていく予定です。
最後に今後の展望についてもお聞かせいただけますでしょうか!
予算があればまたぜひ動画を制作していきたいです!今回の職種だけでなく、他にも登場していない様々な職種があるので、そのような職種でも制作できると良いかと思います。また、今回のように看護師と外科医と栄養士の対談といった部門を超えた取り組みが本学としては珍しく斬新な演出になったため、このような枠を超えたり、日常のリアルが伝わったりするような動画もまた作れたら良いなあと感じました。
また私たちの使命として、若手の優秀な人材が活躍して、キャリアの根をしっかりと張っていき、医学医療の知見を形造り、次の世代に循環していってほしいと考えております。自分たちが受けた教育を自分たちの世代だけに留めるのではなく、次世代に繋いでいっていけるような体制を、私たちは引き続き整えていければと思います。
今回のインタビューは、東京女子医科大学 女性医療人キャリア形成センターの肥塚様、齋藤様、本多様にご協力いただきました!
ありがとうございました!