ー 社内報アワード受賞おめでとうございます!率直なご感想を教えてください。
※「社内報アワード」:全国規模の社内報企画コンクールと、審査で決した優秀企画の表彰イベントから成る、年に1度の社内報の祭典
(主催:ウィズワークス株式会社https://wis-works.jp/award/より一部抜粋)
ありがとうございます。
受賞の知らせを聞いた時は、「こんな賞をいただけるなんて!」という驚きや喜びと共に、社外の方から高い評価をいただいたことにホッとした気持ちにもなりました。
動画のリリース後、従業員からは多くの反響が寄せられました。手ごたえは感じつつも、心のどこかで「独りよがりになっていないだろうか」「本当に従業員の心に届く動画なのだろうか」という不安がなかなか拭えなかったのも事実です。
だからこそ、今回、プロの方による審査の結果として賞をいただいたことで、「想いが届けられるもの」が作れたのだな、プルークスの皆さんと一緒に取り組んできたことは間違っていなかったのだなと、苦労が報われた気持ちになりました。
ーありがとうございます。我々もお力になれてとても嬉しいです。
ー 改めて今回の動画制作の背景を教えてください。
当社は昭和26年の創立以来「東北の繁栄なくして当社の発展なし」を基本的な考え方としています。東北・新潟の地域社会への強く深い想いがあり、それが現在のグループスローガン「より、そう、ちから。」に受け継がれています。経営環境が目まぐるしく変化する中で、スローガンの体現の仕方も従業員一人ひとりが自発的に考え、実践することがこれまで以上に必要となっています。
「より、そう、ちから。」に込められた想いを従業員一人ひとりが改めて理解し、日々の業務の中で実践していこう!と思ってもらうこと、そして、その原動力となる従業員のモチベーションを高め、東北電力グループの一体感を醸成することを目指し、動画を制作しました。
厳しい経営環境の中で、日々の業務に邁進し困難に立ち向かう従業員の皆さんによりそい、そっと背中を押せるようなコンテンツにしたいという想いがありました。
ー「より、そう、ちから。」にはどのような思いが込められているのですか?
電力小売全面自由化を間近に控えた2015年に、これからもお客さまに選ばれるために私たちはどうあるべきかを、会社・社員・お客さまの視点から改めて見つめなおして、たどり着いた言葉です。
【お客さまのご要望に「より沿う」】【東北、新潟の成長、発展に「寄り添う」】の二つの「よりそう」がかけられていて、お客さまのより快適な暮らしや、地域の更なる発展のために、東北電力だからできることでお応えしていきます!という想いが込められています。いわば東北電力と、地域・お客さまとの「お約束」ですね。
ー 動画制作で、大変だったことを教えてください。
「より、そう、ちから。」の体現の仕方には決まった答えはなく、従業員一人ひとりの想いの分だけさまざまな形を持つものだと私たちは考えています。この大きな概念をどう表現すれば従業員の共感を生み,心に響かせることができるのか。プルークスの皆さんとは何度も議論を重ねました。それは、動画を制作する作業であると同時に、プルークスさんとの千本ノックを通じて,東北電力の想いを「言語化」していく作業でもありました。
「私たちはこう考えている」「当社はこういう想いで歩んできた会社だ」などと、非常に深く細かい部分まで認識を合わせ、妥協することなくとことん議論をしながら進めていったからこそ、最後は皆が納得できるものに仕上がったのではないかと思います。
また、ナレーション収録もとても印象的でした。この動画は、見た人に想像力を巡らせてもらうために、実写ではなくアニメーションで制作し、可能な限り抽象的に表現しました。言葉と映像が抽象的であるからこそ、ナレーションのニュアンスも非常に重要です。収録にも同席し、スタッフや声優の皆さんに現場で細部まで微調整を重ねていただいたことで、最後は本当に「こういう言い回ししかないよね」と胸を張って言えるような、ドンピシャなものに仕上げていただいたと思っています。
思い返せば、企画段階からプルークスの皆さんには本当に親身にご対応いただきました。目的を果たすためにはどのような表現が良いのか、私たちの想いを引き出していただきながら、また我々だけでは思い浮かばないアイデアもさまざま提案いただきながら、細かい部分までプルークスの皆さんと二人三脚で作り上げていきました。本当に感謝しています。
ー貴社に「よりそった」お手伝いができて、とても嬉しく思っております。
ー 制作した動画の成果(社内評価/活用した結果)について教えてください。
多くの従業員から、想定していた以上の反響がありました。
「目頭が熱くなるほど感動した」「忘れかけていた何かを思い出した」などの感想をいただき、たくさんの人が興味を持って見てくれたことが本当に嬉しかったと同時に、制作目的である「より、そう、ちから。」の理解浸透やモチベーションの向上、企業グループの一体感の醸成といった部分に貢献できたのではないかと感じています。
「何度も見返したくなるものを作りたい」という想いもありましたが、「二回目に見たときは、一回目とは違う気付きがあった」など、実際に複数回視聴してくれた従業員からの嬉しい感想も寄せられています。
「より、そう、ちから。」について改めて振り返りたい時だけではなく、例えば仕事で落ち込むことがあった時、元気をもらいたいような時にでも、ふとこの動画に立ち帰ってもらいたいです。これからも長く、従業員に愛される動画であってほしいと思います。
※動画は非公開のため、画像のみ紹介
ー 今回のインタビューは、ソーシャルコミュニケーション部門 戦略広報ユニット、相樂様、樋野様にご協力いただきました!
ありがとうございました!