「Forkwell=ITエンジニアの転職プラットフォーム」という正しい認知
ー 動画で紹介している「Forkwell(フォークウェル)」とはどういったサービスになりますか。
ForkwellはITエンジニアと企業を繋ぐ人材プラットフォームです。サービスの大きな特徴として、企業側から送るスカウトメールのコピペ機能を排除していること、送信数の制限を設けていることがあります。これらは採用活動を行う企業への制約にはなってしまいますが、求職者にとっては企業から本気のスカウトメールのみが届くので、開封率や返信率は自ずと高くなります。結果として、双方にとって効率的なマッチングを提供することができるサービスになっています。
また、Forkwellが運営しているコミュニティ「Forkwell Community」には20,000人以上のITエンジニアの皆様にメンバー登録をいただいており、スキルアップやキャリアアップのための勉強会を日々開催しています。優秀なメンバーの方が多く在籍している強力なコミュニティとのシナジーを持っているのも、他にない強みになっています。
ー 今回、動画を制作したきっかけについて教えていただけますか。
Forkwellは前述した特徴によって利用された方の満足度は非常に高いサービスなのですが、一方で認知度がそこまで高くないという課題がありました。コミュニティのイメージが先行しているのか、イベントや勉強会を行っているサービスだと思われていることがあり、「Forkwell=ITエンジニアの転職プラットフォーム」という正しい認知を潜在層・顕在層へ拡大させる必要があると感じたのがきっかけです。そのための手段として、動画を制作してバンパー広告を配信することに決めました。
ー なぜバンパー広告を選択したのでしょうか。
バンパー広告が「認知の拡大」という目的に一番合致するメニューだったからです。YouTube広告は過去に何度か取り組んだ経験があり、初めは2021年の1月に漫画風の演出による動画を配信しました。その動画で想定以上にCVを獲得することができたので、その後も30万円くらいで制作した動画を何度か配信したのですが、そちらはあまり効果が出ず、打ち出し方を変える必要があると感じていました。とはいえ、YouTube広告ではセグメントを細かく設定できますし、コンテンツの内容がはまれば効果は出るという認識があったので、今回は「Forkwell=エンジニア転職プラットフォーム」が想起できるような、クオリティの高い動画を制作することにしました。
予算をかけて動画を制作するので、6社の制作会社へお声がけしましたが、その中の1つがプルークスでした。
ー プルークスを選ばれた決め手を教えてください。
提案がとても丁寧だったことと予算が合ったので、満場一致で即決でした。特に提案では、0ベースから企画案を数パターン提出いただき、絵コンテをつけてくれたおかげで社内でもイメージの共有ができました。契約前にここまでしてくれるのか、と驚きましたし、信頼できると感じましたね。
ー 嬉しいお言葉ありがとうございます。予算をかけた施策だったと思いますが、検討中に困ったことはありましたか。
プルークスに対してという訳ではありませんが、動画制作は相場の金額に大きく幅があるので、なぜこの提示金額になるのか、という点に不安を感じたことはあります。実際に制作を経験すると、たくさんの人や機材、時間をかけて作るものだということが分かり納得するのですが、制作前はどうしてもイメージしづらいですよね。我々のような担当者に向けて、どのような工程で動画が制作されるのか理解できるコンテンツがあると、納得感を持って検討に進めるかもしれません。
ー 費用に関するお問合せは一番多くいただきます。お客様が不安に感じないための工夫を、弊社としてもとっていくべきだと感じており、いただいたご意見はぜひ取り入れさせていただきます!
共通点は「面白さ」。潜在層と顕在層それぞれに刺さる企画を選択
ー 制作した動画のポイントを教えていただけますか。
2パターンの動画を制作していますが、「フォーク、L編」では潜在層に向けてForkwellという名前を覚えてもらうため、インパクトを重視しています。「本気のスカウト編」では顕在層をターゲットに、サービスによるベネフィットがより伝わるような内容にこだわりました。1番は認知を拡大させるため、視聴した人に興味を持ってもらうことが重要なので、複数の企画案の中から「面白い!」と感じたものを採用しています。それぞれバンパー広告用の6秒尺と、15秒尺を制作しました。
▼フォーク、L編
また、「本気のスカウト編」では実際の社員にキャストとして出演してもらいました。同じ会社のメンバーなので、双方が意思の疎通も取りやすく、良い映像に仕上がったと思います。
▼本気のスカウト編
ー 苦労したことや、次回に生かしたいことはありますか。
ここまで短尺の動画制作は初めてだったので、「短い時間でなにをどう伝えるか」を考えるのは難しかったです。特にバンパー広告は6秒尺で、サービス名を入れることを考慮すると4秒程度しか残りません。秒数を考慮したシナリオがとても重要になると感じました。
成果は平均の2倍以上!11万人へのサービス認知を獲得
ー 制作した動画の成果について教えてください。
2022年の5月から「フォーク、L編」の広告配信を1ヶ月行いました。配信後にブランドリフト調査を実施したのですが、広告を視聴した層は、視聴していない層よりもサービス認知度が9.2%も高く、Googleの平均である4%を2倍以上も上回る成果を出すことができました。数値にすると、11万人以上に対して「Forkwell」というサービスが認識された計算になり、大きなインパクトだと考えています。また、配信を開始した5月、6月は過去最高の指名検索数を記録し、動画が与えた間接的な効果もあったのではないかと思います。
サービス名への認知が高まった状態で、これから「本気のスカウト編」の配信を開始する予定です。こちらの映像では内容の訴求を行っているので、直接的なCVに繋げていけたらと考えています。
今回の動画は社内のたくさんのメンバーが携わって作ったので、まさに会社の顔としての作品ができたのではないかと思っています。撮影中も制作会社に任せっきりにするのではなく、プルークスの担当者とお互いに意見を出し合いながら作っていけたので、とても楽しかったです。
ー 今回のインタビューは、マーケティングを担当されている田中さん、川原さん、森さん、キャストとして映像に出演いただいた安江さんにご参加いただきました。制作同様、インタビューにも精力的にご協力いただき、とても楽しく勉強になる時間を過ごさせていただきました。ご協力いただきありがとうございました!
新しい社名ロゴの前でも撮影しました!(左から川原さん、森さん、安江さん、田中さん、弊社担当の東城)